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GM ニコラと戦略的提携

GMはニコラに2,120億円相当の株式取得した

 

2022年末までに「バッジャー」の生産開始を予定している

これは商用トラック市場におけるFCVの需要をはかるテストケースとみなす可能性がある。

ニコラとの提携は、代替燃料車の戦略の多角化を進め、取り残されないようにするGMの取り組み。

 

GMは過去

新興EVメーカー、リビアン・オートモーティブとの出資が破断

フォードの急襲を許してしまった。

それ以降GMは、EV事業を分離独立して新会社設立を検討するよう投資家から圧力をかけられてきた。

 

ニコラは2022年に独自開発のEVと燃料電池車のピックアップトラックを発売する計画だ。

GMは試作車の設計や車両の生産、電池の供給を請け負う。

GMのメアリー・バーラCEOは

「電動車両の生産規模を拡大して、バッテリーや燃料電池の収益性を高める」

 

GMは開発中の新型EV用の電池「アルティウム」の実用化に目処がたった。

バッテリーの主要部品である「大容量セル」を韓国LG化学と共同開発し、

50〜200㌔㍗時まで容量を組み替えられる新設計を採用した。

生産コストを7割以下に削減できる。

今回のニコラとの提携も「アルティウム」の存在が決め手になった。

 

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マルオの所感

・22年に商用FCVの市場テストというほど、市場は不鮮明なのか?

・商用FCVは大型長距離トラックと親和性が高く、電動化は難しいと理解している

ピックアップトラックとしての市場テストという意味だろう

・大手クルマメーカーの次世代車の多角化は、GMVWトヨタ

・電動車はEV、FCVとも量産化しないと収益性が良くない

・つまり先行投資を回収できない