製造業の中途採用が増える
自動車業界では自動運転などの次世代技術に対応するため
中途採用を拡大する動きが広まっている。
トヨタ自動車は1割から3割に引き上げ、中期的には5割とする。
ホンダは4割とする。
中途採用とは企業が環境に応じて不定期に必要な人材を確保する採用手法。
新卒一括採用を実施しない欧米では主流だ。
自社にはない知識やノウハウの導入や事業拡大に伴う人材増強のために用いる。
人工知能(AI)、IT人材で即戦力を求める動きが広がり
人手不足も続いていることが背景にある。
最近では大卒から数年以内の若手人材「第二新卒」を採用する会社も増えている。
課題もある。
過去3年間に中途入社した人材がいる企業を対象に調査したところ
37%の企業が中途人材は「定着率が低い」と回答した。
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この記事、実感あり。
とにかく最近、中途で入ってくる人が増えた感じがする。
昨今の環境変化により、製造業は急激な変革が求められている。
人材育成も難しい状況だ。
なぜなら、すでにベテランが培ってきた知識・経験の延長では
世界と戦えなくなっているからだ。
教えようがない。ベテランだってどうしていいのかわからないのだから。
この時代に製造業の大手に新卒で入社するのは得策ではないかも知れない。
キャリアプランを描き難くなっているから、どの道のプロに育成しようか決めきれない。
会社自体が不確定のなか手探りで進んでいるので、育成もホワーっとしている。
中途の採用を増やすのは理にかなっている。
自前でやるより、効率的だ。
IT関係の業務では効果も出ているのではないか?
私の職場でも中途採用が増えた印象がある。
しかし、中途の専門性が生かされない例が多く見られる。
それはそうだろう。世界でやられていない技術、新しい技術を開発しているのだ
まんまハマる人材なんて見つける方が奇跡だ。
「何かしら関係していれば、もしかして良いことがあるかも」
くらいの期待しかしていない。
現実はうまくはいかないものだ。
中途採用の方々、プレッシャーを感じすぎず
出来ることをゆっくりやっていきましょう。