英国メジャー(国際石油資本)のBPが9月に発表した
50年までのエネルギー長期見通しによれば
気温上昇を1.5度以内に抑える「ネットゼロ」シナリオでは
水素は50年に最終エネルギー消費の16%を占める
ただし、この実現に欠かせない技術がある
発電所や工場から出るCO2を回収して
地中に貯留したり工業原料に再利用したりする「CCUS」だ
水素には
太陽光や風力から水の電気分解で生成する「グリーン水素」と
石炭や石油などの化石燃料から水素を取り出す「ブルー水素」がある
ブルー水素は製造過程でCo2を排出するのでCCUSで Co2を処理しなければ
水素といえどカーボンゼロ燃料とは言えないのだ