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完全自動運転 業界全体で計画遅れ

日経新聞より

トヨタのギルブラッド氏の取材記事

 

完全自動運転の実用化について

「競合他社では計画が後ろにずれ込んでいるところがある」

2020年代初頭にも実用化が始まるとされていたが

その時期が遅れそうだとの見方を示した。

 

GMクルーズが「19年中」としていた無人タクシーの開始時期を

延期すると19年7月も発表している。

 

なにが遅れさせているのか?

AIが自動運転のために行う要素そとして

「認知」「予測」「判断」の3つがある。

そのうち予測について

「人の脳と同様にAIに『予測』させることが難しいとわかってきた」

これはトヨタだけではなく各社共通の課題という。

 

どれくらい遅れるかは言及していない。

ただ今後の展開として

「技術コストが膨らむため、

 稼働率が高いMaasの専用車両に使うのが現実的」

との考えを述べた。

 

【感想】

「社会受容性」も完全自動運転の実現への課題の一つだと言う。

各社が掲げる共通目標は「交通事故の撲滅」である。

確実に事故は減るので我々がこれを受け入れない理由がない。

社会への理解活動を進めていきたい。