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テスラ「モデル3」 中国で販売開始

日経新聞より

 

2020年1月7日 テスラは上海工場で製造した「モデル3」の納車を始めた。

現地生産に伴う実質的な値下げを追い風に、富裕層だけではなく中間層にも人気。

3年後の販売台数は2019年の3倍まで成長すると予測する。

 

上海工場の生産ライン

着工から10カ月という異例の短期間で稼働を実現した。

このため部品の現地調達率は30%にとどまった。

ただ現地生産車は自動車取得税が免除され補助金を得られるため、

30元(470万円)弱まで価格を引き下げることができた。

さらに今年末までに部品の現地調達率を100%に高める計画だ。

 

テスラは中国で最初に全額出資の工場を立ち上げた海外の自動車メーカーとなった。

 

中国の新車販売は3年連続で減少する見込みだが、高級車は堅調だ。

EVも補助金の削減で逆風が吹く。

そんな中、ライバルと目された中国の新興EVメーカーが発火事故などで苦戦している。

現地生産の品質などに問題がなければ、テスラの中国人気は続きそうだ。

 

【感想】

着工から10カ月のスピード感。現地調達率30%とはいえ早い。

どの部品を上海で生産しているのか?車両の組み立て工程だけか?

さらに年内中に100%に高めるという。

とにかく急いで現地生産販売をして補助金を得て、

段階的にコストダウンして利益率を上げる。

そういう作戦なのか!?